昨晩ひさしぶりにケータイのスイッチオンのまま寝た。
さいきんスマホ断捨離をしているのはここだけのヒミツ
しばらくの間イヤホンから流れるアップルミュージックの音楽を聴きながら、そのへんにあった少女漫画を読んでいた。
次の曲は、、 テイラースウィフト
2年前のアルバムreputationである。
gateway car
gourgeous
delicate... と脳裏に焼き付いた思い出がよみがえってきた
それは2018年11月のことである。
バーで働いていたわたしは目のまえを通りかかった外国人によくHi! Lets drink!などど売り子のように気安く声をかけていた。その日は数時間前に声をかけた外国人2人組がたまたまもどってきてくれて、お店でいっしょに飲むことになった。
彼らはどうやらアメリカから来たようだ。ふむふむ話をきているとテイラースウィフトのコンサートがあって~~~~~
どうやらテイラースウィフトのコンサート関係者のようだ。
洋楽好き海外好きのわたしはすぐに意気投合し、テイラーのことについてお話をした。
日本にいながら英語で接客できることにも快感だったわたしはあっという間に彼らとの時間を過ごした。
このときはまったく予期しなかった。この出会いがわたしを深く問いかけることに。
彼らは言った。
「テイラースウィフトのコンサート行きたい?」
当たり前じゃないか!!心の中の叫びとともに声にだして言った。
「Yes!!! I really wanna go to her concert!! But i dont have tickets..」
彼らはにっこり笑って淡々と言った
「いいよ。チケットあげるよ。何人分だい?」
目がまるくなった。え?チケットをくれるの?
かれらの声の調子はまったく酔っているようでもなく、クリスマスプレゼントになにがほしいんだい?と子供に聞くパパのようだった。
しかしわたしは危機能力を発動させ、
いや、詐欺か?だましてるのか?
半信半疑で状況をとらえていた
わたしは言った
「4人!!4人分ちょうだい!」
「わかった。じゃあコンサート当日にあげるからね」
彼らはそういって連絡先を交換して去っていった
まじか?
ほんとうなのか?
テイラースウィフトのコンサートに行けるのか?
詐欺か?
だまされたか?
当日ってことは、会えなかったら台無しか?
喜びと疑いの半々ななんともいえぬ気持ちで3日間待った。
わたしは毎日彼に連絡した。
「ほんとうにチケットくれるの?」
「当日会えるの?」
「どこで?」
「何時?」
大丈夫大丈夫チケットはあるから
そういわれるがチケットが完売しているのはネット情報で知っている。
ありとあらゆる情報を入手し、もしチケットがもらえなかったときの当日券の場所や値段をたくさん調べた。
なんていったって私以外3人の友達がすでに決まっていたんだから!そのうち2人はわざわざ山口から新幹線で前泊で来ていた(苦笑
そして当日。
待ち合わせの1時間前には東京ドームに着いた。
なんともソワソワ感がぬぐえない。
はぁ、1限の授業はまったく集中できなかった。
運命のトキだ。。。!!
いつバイブレーションがなっても気づくように右手にスマホをかたく握りしめ、彼にメッセージを送った。
「もう東京ドームについたわ!チケットちょうだい!」
まるで金目当ての六本木女子のようなメッセージ内容である。
いや、半信半疑だったのだ。100%信じていたらもっと謙虚なテキストだっただろう。
手汗がしたたる。
まだかまだかとメッセージを確認し、何度もスマホをスクロール。
これで返信なかったら、山口からきている友達に面会できない。
ピロン
「ok! Im coming now」
きた!!!!!!!!!!
まじか!!
くる!!!
返信があったことで信頼が80%に昇りつめた
そして。。。
「Hi!! Yurika!」
めぐりあえた!!!!!!!!!!
まじか!!!!!
そう、あの日いっしょに話した外国人が目の前にいる!仕事を抜け出してきたようで、左手に白い封筒がみえる!!!!!!
「はい、これがチケットだよ」
彼はふんだんの笑みを添えて白い封筒を渡してくれた。
わあああ!!!!!!!!
ありがとう!!!!!!!
じゃ、また中で会おうね!
そう言って彼はまた仕事にもどっていった
わたしは白い封筒の中身を確認した。
Taylor swift reputation tour 2018
Seat: SS
Price: ¥38000
ん?
3万8000えん?!
ん????? 3万8000円が4枚。。。。。。。。。。。??!!
ぎょえええええええええええええ
東京ドームの目の前で一人でジダバタしていた
ニヤケと興奮がとまらない
疑っててごめんなさい!!!!!もう100%信頼です!!!!
あのときの興奮は忘れられない
いや、しかしこの興奮はまだ序の口であることを後々知るのだが
その後友達3人と合流していざコンサートに参戦した。
3時間ぐらいだっただろうか。
生きた人間とテイラーという温かくて美しくて豪華で神秘の芸術があの大きな東京ドームを支配していた。
リアルでしか感じられない、鳥肌と芸術と美しさであった。
この出来事、コンサートが今でも脳裏に焼き付き、
一生のヒントだと思っている。
間違いなく私はテイラーのコンサートを生で体験したから、深みが変わった
間違いなくリアルとスマホ情報はちがう
彼らアメリカ人2人はなんだったのだ?
あの2人からのプレゼントがわたしを変えた
クリスマスプレゼント、なにがほしい?そんな風に若者に尋ねれる大人は何人いるのだろう?
もう出会うことのないかもしれない人にプレゼントできる人間はどれだけいるのだろう?
自分のちいさなギブが相手の人生を変えるとしたらどうだろう?
彼らはどんな思いでわたしにコンサートというプレゼントをしてくれたのかわからないが、これはわたしにとって永遠のヒントでありキッカケなのだ
ステキだな
わたしもお金稼いだら、そんなふうに若者にチャンスをあげよう
すべて外
きっかけはすべて外
人
学びはすべて人
行動 考える
これは自分の内
外でキッカケをつかみ、内で考え、還元
さ、おやすみ