YURRYちゃんのぷるぷるワールド

わぁ!すげー!すてき!のシンプルな感情を心の奥底から感じることが大好き。いつも人間らしく野生で犬のように動き回って生きたい永遠の子ども

1か月間コールセンター業務をしてみたら、人生で大事なことが集約されていた

私は6月の1か月間、コールセンターで営業の仕事をしていた。世間的にはコールセンターって低レベルな仕事だと思われているらしいけど、1か月間業務してみてここにはプロとしてのスキルと人生で大事なことが集約されていることがわかった。要するにコールセンターってバカにできないくらい鍛錬が必要なプロの集まり。そんな彼ら彼女らを尊敬しながら1か月の短い間だったが吸収できた学びを残しておこうと思う。

 

 

1.「とにかくコール数を回せ。多く話せば話すほど多くのイエスに出会える」

ここではとにかく数うて!と言われた。100人と話した人と200人と話した人では平均率の法則で200の人と話した人のほうがイエスがもらえる。そりゃあ母数が多いもんね。300人と話してだめだったとしても301人目でイエスかもしれないのに諦めてしまうことはある。または300人の中でぜったいイエスがあるだろうという期待が裏切られた時あきらめてしまう。私は自分に期待してしまうから、よくすぐに結果がでなかったりするとこの分野は向いていないんだと違うことをし始めてしまう。だけどイエスに出会うためには母数を何倍も多くしなきゃいけなくて、小さなノーの蓄積に圧倒されていてはイエスを見逃してしまうことがわかった。2:6:2の法則ってあって、2割の人はぜったいイエス、6割はどっちにでもなる、2割はぜったいノー。営業はこの6割をイエスにもっていくのが仕事だけど、人生でみたら2割のイエスがあるんだからノーの蓄積にナヨナヨしてる暇も時間もないことがわかる。

母数を増やせばイエスは絶対にいる。これを信じて進むだけ。

 

 

2.コール回し始めないとなにも始まらないよ

わたしは業務始めた当初、電話発信ボタンを押すのが怖くて怖くて躊躇していた。なぜなら、何か聞かれても答えれないし知識が完璧じゃなかったから。だから隣のリーダーにずっとこれはなに?あれはなに?これが起こったら?こう聞かれたらどうするの?等不安解消の質問ばかり投げてボタン1つさえ押せなかった。でも聞けば聞くほどもっと質問はでてきてもっともっと怖くなった。

「大丈夫だから、何かあったらサポートするから始めてみ」そういわれておそるおそるボタンを押した。始めてみるとやはり聞かれて答えれないことが多いがそのたびにリーダーがサポートしてくれてその場その場で知識を増やしながら慣れていった。

しばらくやって慣れてきたころに気付いた。最初知識を完璧にして(準備を完璧にして)本番に臨もうとしていたけどその時間はムダでやり始めないと本当の知識つかなかったなと。予想していた8割は起こらなかったし、準備完璧にしていたらその8割の準備はいらなかったかもしれない。そうすると失敗しながらにぶつかって修正しながらできるようになっていくのが一番はやいじゃん、そう思った。そのとき、私はなんで人生においてこれができないんだろうって思ったんよね。準備って起こりうる問題の不安からするものだと思うけど、未開拓の土地に準備したところでその準備がふさわしいのかどうかわからん。起こりうる問題が明らかなものには準備は必要だけど、未開拓で予想できない不安からする準備はムダだということがわかった。

未来の不安の8割は起きない。準備なんてせず失敗して修正しながら道を作ろう。

 

 

この2つは1か月の業務での大きな気づきであった。わたしは完璧に準備することで理想の自分から逃げていた。あのコールボタンを押さない限り、始めない限り、コールセンターのプロは始まらなくて、準備なんて永遠に完璧にならなかった。

わたしは世界で活躍するスーパーウーマンになりたかった。だから英語だ、とか文章力だ、とか完璧にしてから売り込もうとか思ってた。そんなの一番の遠回りだって気づかぬうちに。夢や目標の一番の近道は今、この瞬間、始めることだった。

もう怖くなんてない。わたしは始める。

 


1か月間お世話になりました。多くの気づきを与えてくれたこの環境に感謝します。